伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉諾尊(いざなみのみこと)の御子で、山の神とされる。
名義は「偉大な、山の神霊」である。野の神である鹿屋野比売神(かやぬひめのかみ)と分担して、土・霧・谷・峠の神を産んだと伝える。すなわち、天之狭土神(あめのさづちのかみ)と国之狭土神(くにのさづちのかみ)、天之狭霧神(あめのさぎりのかみ)と国之狭霧神(くにのさぎりのかみ)、天之闇戸神(あめのくらとのかみ)と国之闇戸神(あめのくらとのかみ)、>大戸惑子神(おおとまといこのかみ)と大戸惑女神(おおとまといめかみ)の八神である。
山の精霊が神格化されたのは相当古く、水源や田の稔りも支配するので、水の神・田の神としても信仰されてきた。
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